HSPの大学生はバイトしなくてもいいと思う【過去の自分へ】
こんにちは、うなんです。
HSPの大学生「バイトって何がおすすめなんだろう、HSPでつらいことも多いし何が向いてるかわからない…」
この記事では、そんなHSPの学生さんに向けて、バイトのことと、学生時代の時間の過ごし方についてお話しします。
先に結論を言ってしまうと、「べつにバイトしなくていいよ!」です。
もうちょっと丁寧に言うならば、「そもそもバイトじゃなくてもいいのでは? 別のおすすめの道もあるよ」って感じのお話です。
目次
- HSPの大学生はバイトしなくてもいいよ!(と過去の自分に言いたい)
- バイトが「辛いor向いてないor特にやりたいわけでもない」と思うなら、別のことをしよう
- HSPは社会に出てもつらいことが多いです
- 大学生は貴重な時間。勉強と経験を大切に!
ちなみに私はHSS型HSPで、大学生の頃はふつうにバイトをしていました。しかし、あの時間を別のことに使っていれば、社会人になってからもっと楽だったのに…と、振り返ると後悔があります。
今回はそんな過去の自分のためにも、社会人になって4年くらい経つ私から、大学生へアドバイスをするつもりで書きます。
「特にやりたいこともないし、なんとなく大学に行ってとりあえずバイトもしてる(orしようと思ってる)。たぶんこのまま周りに合わせて就活して、ふつうに社会人になるんだろうなあ…」と漠然と思っているあなたに、読んでほしいです。
「なんとなくふつうに過ごせれば人生オッケー」という人は、読んでも価値ないかも…。 あと、「ただ向いているバイトを教えろ!」という人にも、あんまり価値ないかと…。
(でも、せっかくこの記事にたどり着いてくれたのなら、新たな視点を知る機会として読んでみると、もしかしたらタメになるかもです)
将来のキャリアを踏まえた話をしますので、もしすでにやりたいことがある人は、この記事の言うことは気にせずどうぞ自分の道を突き進んでください!
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HSPの大学生はバイトしなくてもいいよ!(と過去の自分に言いたい)
大学生は、授業を受ける以外にも時間がたっぷりあります。
「人生の夏休み」だなんて言われていますが、まさにその通り。
将来やりたいことが明確で、それに向けて勉強している人はそうではないですが、「特にやりたいこともないしなあ〜」と、なんとなく過ごしている大学生は多いです。
私もその一人でした。
そして、「とりあえず遊ぶお金もほしいし、みんなもやってるしバイトしとこ」と、当たり前のようにバイトを始めるわけですが、それって思考停止だったな…と今となっては思うのです。
「バイトしないで遊んでたらいいってコト!?」と期待して読んでいる方がもしいたらごめんなさい。ここからちょっと真面目に建設的なお話をしていきますよ。
バイトに多くの時間を割くのはもったいない
バイトをすること自体は、経験になるので悪いことではないです。
むしろ社会人になる前に、いろいろやってみるのは、自分の得意不得意を見つけるのにも役立ちます。
なので、全くしなくていいとは言いません。
でも、学生のバイトって、基本的に単純労働が多いですよね。
たとえば、毎月50時間バイトしてレジ打ちしていたら、慣れれば楽に稼げていいかもしれませんが、どれだけレジ打ちが早くなっても将来使えるスキルとしては残念ながら激弱です…。
HSPだとさらに、接客で疲れてしまって、業務時間外でも他のことに意欲的になる余裕がなくなってしまったりします。
時間と体力と気力を切り売りして、お金に変えているだけの生活って、冷静に考えるともったいないです。
家庭の状況にもよるので誰にでも言えるわけではないのですが、大学生のうちって正直、根を詰めてバイトしなくても基本的に衣食住は確保されていますよね。
こんなに不安もなく自由でいられる時間はなかなかないです。
社会に出たら、当たり前のようにそんな余裕はなく働き続ける人生なので、目先のお金や生活にしばられずに動けるのって大学生のうちなんです。
「だからこそ学生のうちは楽なバイトでも続けて、あとは好きなだけ遊んじゃおう」と考える学生が多いですが、そこが落とし穴でありチャンスです。
遊んだりバイトする時間を他に使ったほうが、先々を考えたら有意義だと思いませんか?
つまり、手っ取り早く稼げるバイトにとらわれず、せっかく時間があるのだから他にも稼ぐ道を探してみませんか? というのがこの記事のテーマです。
私が大学生だった頃のお話。 当時の私は、授業には真面目に出て、サークル活動もやって、サークルの仲間との遊びや飲み会にもだいたい断らずに行って、空いた時間にはバイトをやる。そんな生活をしていました。 暇な学生にとってはこの生活はそんなに忙しいわけじゃなかったのですが、HSPにとっては全てがかなり刺激的な時間です。 通学時間や、空きコマの隙間時間、家で過ごせる時間もいくらでもありましたが、その時間は回復時間にあてる感じでした。 人によっては、その空き時間でどんどん行動して、スキルや経験を身につけていけるかもですが、HSPはガンガン予定を詰めて動きっぱなしにはなれないです。 目先の、あまり意味のないことを一生懸命やるばかりで、将来を考えたり社会的に必要なスキルを身につけるようなことを結局まったくしないで過ごしてしまいました。
学生の本分である勉学以外は、意識的に「自分にとってためになること」に時間を使っていかないと、社会に出てからけっこう苦労することになったり後悔しますね…。
バイトとサークルで埋める生活は楽しいけれど、それだけにフルコミットするのはリスキーかも。
HSPだと特に、時間とパワーの使い道を自分なりに管理していかないと、やりたいことに取りかかる余裕がなくなるので注意です。
バイトが「辛いor向いてないor特にやりたいわけでもない」と思うなら、別のことをしよう
- 「将来料理人になりたいから飲食店でバイトしてる」
- 「人に教えることに興味があるから、塾講師をしてる」
たとえばこういう場合は素晴らしいので、バイトで経験を積んでいっていいと思います。
しかし、ただお金が欲しいからコンビニバイトをなんとなく4年間続けるとか(これは私のことです…)だと、別のことをしたほうが明らかに有意義ですね。
これはどの職業が良い悪いとかの話ではなくて、その仕事に熱意を持っているか、将来やりたいことにつながっているか、という話です。
要するに、専門的な知識のいらない、特に熱意もないバイトを、楽だからとだらだら長く続けるのは時間がもったいないぞ! ということです。
もしお金が必要なら、単発の派遣でイベントスタッフしてみるとか、試験監督してみるとか、そのほうが経験にもなって面白いんじゃないかなと思います。
短期や単発なら、向いていなくても「向いてなかったな〜」と思うだけですし、せっかくならいろいろ試してみるといいですね。
ちなみに私は脳科学の実験協力をバイトとしてやったことがあって、それは面白い体験だったな〜。
じゃあ、特にやりたいことがない学生は、単発バイト以外に何をしたらいいのよ、っていう話ですよね。
ここから具体的に紹介していきます。
即金性がないけど少しでも興味のあることを片っ端から試すのがおすすめ
バイトは即金性があります。働いた分だけ、すぐにお金をもらえる。
でも、将来使えるスキルが身につくことって、すぐにお金にならないことが多いです。
すぐには稼げないけど、やっていけばいつか稼げる可能性がある。
そういうことを、衣食住の守られた暇な学生のうちに試すのがいいと思います。
たとえば
- 興味ある職種のインターン
- 海外留学
- イベント主催
- プログラミング
- ブログ運営
- アプリ開発
- 動画編集
- SNS発信(Twitter、インスタ、YouTubeなど)
- 作品の販売
たとえばこんな感じ。
もし「イベントとか絶対ムリ!」とか思ったら、そういうのはやらなくていいです。
あくまで自分の興味の範囲で、「ちょっと勉強するくらいならいいかも、ちょっと面白そう」と思うものがあれば、片っ端からやってみる。そんな感じでいいと思います。
留学だとある程度お金かかりますが、半年だけ行ってみるのでもいいし、基本的に最初からお金をかける必要もないです。
今はインターネットでもタダで有益な情報がゴロゴロ転がっているので、それで勉強を始めてみて「あんまり面白くないな」とすぐ飽きたらやめて次にいけばいい。
人と関わらなくても、一人で黙々とできることもたくさんあります。
大事なのは、仕事になる可能性があるものを、数多くチャレンジすることです。
やっていく中で、面白いと思うことがあったら、それを続けてみること
それがやりたいことや、将来の仕事につながる可能性があります。
最初はしょぼくても、まったく手をつけたこともないスキルゼロと比べたら、確実に雲泥の差になっているはず。
あと特典として、たとえば自分で製作したサイトがあったり、成果物があれば、その分野で就職する際にも有利なポートフォリオになります。
他にも、クリエイティブなことが好きなら、作った作品を売ったり、イラストをSNSに載せてみたり、書いた小説を本にしてみたりでもOKです。
その場合は趣味としてのんびりやるというよりは、ある程度の期間、本気でコミットしてみてください。
学生専用プログラミングスクールもあります
「1人で独学じゃ続きそうにない…」という方は、たとえばプログラミングに興味があれば『クリプテックアカデミア』という、学生専用のスクールがあったりします。
そんなにお金をかける必要もないと思いますが、通常のスクールよりも安価なので、こういったものにチャレンジして確実にスキルを得るのもアリですね。
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「稼ぐより、とにかく勉強や体験をする」
さっき挙げた行動例は、やってもやってもぜんぜん稼げないかもしれません。
でも、「稼ぐより勉強する」を優先できるのって、学生だからこそです。
スキルさえ身につけておけば、あとで稼げます。
どの芽が出るかわからないけど、種まきをする感覚で、たくさんの種をまいてみてください。
時間はかかるけど、好きなこと、やりたいこと、向いてることが見つかったら、それが仕事になるかも。
くり返しますが重要なのは、「稼げる可能性があることを選ぶ」こと。
「稼ぐより勉強って言ったばかりじゃないか!」と思ったかもですが、これは今自分の手元にお金が入るかどうかではなくて、お金の動く経路を意識するということです。
広告収入を得るのか、クラウドソーシングなどで仕事を受注するのか、フォロワーを獲得するのか…。
すぐに実現はムリでも、仕事にする可能性まで考えてみてください。
たとえば、ただ海外に行ってみただけだとお金は減りますが、
- その経験をSNSやブログで発信してみたらどうだろう?
- この知識って需要があって、お金になるのではないか?
というような思考を持つことです。
↓タイトルと内容は「副業」ですが、バイト以外での稼ぎ方を考える上で参考になりそうなので、いちおう参考記事のリンク貼っておきますね。どれも学生のうちから一人でも始められます。
» 参考:【在宅で安心】 HSPにおすすめの副業7選【月3万で豊かになる】
それから上記の行動に加えて、おすすめをもうひとつ。
たくさん読書すること
知識を得られて視野が広がるので、本はできるだけたくさん読むといいと思います。
ビジネス書でもいいけれど、学術系とか、小説でも良いです。
ただ、読むだけで満足したら何にもならないので、知識を使ってアウトプットするように行動してみましょう!
ちなみに量を読むなら、電子書籍のほうがかさばらなくて便利だと思います。
気になる本を一冊ずつ買ってもいいですが、AmazonのKindle Unlimitedに登録すると気軽にかなりの冊数読めるので、コスパも良くておすすめ。
正直、無料で読める本は限られますが、1〜2冊でも読めば元取れます。
トライアルで最初の30日無料で使えるので、とりあえずお試しでもしてみてください。
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HSPは社会に出てもつらいことが多いです
「周りの友達も大学行くし普通に自分も大学行くよね」という思考停止で生きていると、そのまま流れで「特にやりたいことあるわけじゃないけど、みんなもしてるし就活しないとな」となります。
でも、流れでどうにか運よく就職先が決まっても、その先ではもうみんなと並走していることはないです。
みんなと同じように就職してみたけど、気づいたら横を見ても誰もいない。私の人生はどこに行こうとしていたんだっけ?
そういうことになりかねません。目的がないと、退屈だし辛い。
あと、HSPだと「まじで会社向いてないな…」と感じる可能性も高いです。
たまたま楽な環境を手に入れられていればラッキーですが、自分のこともよくわからずに「特にやりたくもなければ、環境も自分に向いてない」職場に行ってしまうこともあります。
これ、正直、ぜんぶ私のことです。
でも、社会人になってからそういうことに気づいても、当然毎日の仕事があるので、たとえ辞めたくなっても身動きが取りづらいんですよね。
今の仕事で疲れているのに、休日や勤務後の時間で転職活動したり、勉強したりって、けっこうハードです。
時間がないとかの言い訳は甘えだとも言いますが、HSPだと根性論だけで突っ走るのがほんとうにムリだったりする。精神を崩したら元も子もないですからね。
私の場合は、新卒正社員で3年半働いて、やっぱり会社合わないなと思って退職しましたが、働いている間は心の余裕がなさすぎて、何もできませんでした。転職活動もしてないし、なんにもない状態で辞めてしまった。辞めたタイミングに後悔はないですが、もっと前々から真剣に考えていればこんなに辛い思いはしなくてすんだかも…とはよく考えます。
大学生のときに、もっとちゃんと将来のことを考えた行動をしておくべきだったな、と今では反省しています。
時間も心も余裕のあるときに、勉強したり、スキルを身につけておくと、いざというときに取り出して戦えるからです。
転職するでも、独立するでも、なんにもないよりは何かあったほうが精神的にも助かると思います。
特に社会での生きづらさを感じることが多いHSPさんは、余裕があるうちに自分の中にいくつかの受け皿を用意しておくのがおすすめです。
「稼ぐ」ということをちゃんと考えるべき
この記事は特に「全然将来のビジョンとかないっス」という過去の自分のような方に向けて書いているので、そういう人向けに最後に言っておくと、「稼ぐことについてもっと考えましょう」ということです。
「どこかしらの会社に入るだろうし、そんなに上を目指してるわけでもないし、大丈夫っしょ」
という感じでいると、けっこう危険です。
もし「特に身が入るわけでもない職場で、多少のストレスも受け入れつつ、典型的な会社員の生活を定年まで繰り返す」ということが、苦に思わないなら、そのままでもオッケー。
バイトも立派な仕事ですし、学生時代はバイトして遊んで楽しく過ごしても、それはそれでいい思い出になります。
でも、「会社員としてカレンダー通りに働いて、1日に9時間とか拘束されて、満員電車に揺られて消耗する毎日」が訪れる可能性を想像して、それが嫌だったら…なんとなくバイトするよりも今のうちに根本的に稼ぐことについて考えるべきですね。
「まだ考えたくないよ」「お金のことばかり考えているのっていやらしい感じがしてやだな」と目を逸らしたくなる気持ちもわかります。
しかし、稼ぐ仕組みを考えるのって、資本主義社会で生きるのに必須のこと。会社に入ったらもう考えなくていいわけじゃないですよね。
ちゃんと考えないと、待ち受けているのは会社に搾取されるばかりな生活の可能性も高いです…。
「稼ぐ」って聞くと、たとえば有名な起業家とか、いわゆる「できる人」が言っている言葉が多くて「自分には関係ない世界の話だな〜」と感じてしまうかもしれませんが、よくよく考えてみると、ごく身近なことなんです。
稼がないと生きていけないし、楽しく稼ぐには自分で動くしかない。
別に大金持ちになりたいわけじゃなくても、たとえば「HSPとしてできるだけ楽に在宅ワークでもして生きていきたいなあ」と思っているなら、バイト探す前に今からちょっとその道に足を踏み入れてみませんか?
「これまでなんとなくみんなに合わせて生きてきた」という人は、この記事に出会ってくれたのも何かの縁だと思って、今、この機会に一度真剣に考えてみてほしいです。
ここまで読んでくれたということは、たぶん何か感じるところがあったはず…。
一度も食べたことないものを好物にはなれないのと同じように、「好きなこと、やりたいことってなんだろう」と悩むなら、それを見つけるために片っ端からチャレンジするのみです!
大学生は貴重な時間。勉強と経験を大切に!
将来の仕事についても含めて、大学生のバイトや時間の使い方について考えてみました。
この記事の結論は、「HSPの大学生はバイトしなくてもオッケー。とにかく時間を有意義に使おう!」です。
もちろんバイトをしてもいいけれど、それよりはスキルが残るような、成果物が残るようなことをしたほうが、将来的に考えてたぶん楽だと思います。
「そんなこと言われても、将来のことなんて考えないで、今は楽に小遣いだけ稼いで遊んでいたい」という気持ちがあるかもしれないし、その気持ちもめちゃくちゃわかる!
ですが、なんとなく選んだ会社で社会人になった先で苦しんだりすることのないように、今の時間を大切に過ごしてほしいです。
「大学生の今のうちに遊ぶぞ」ではなくて、「将来的にも遊ぶように働くぞ」という気持ちで行動しておくと、きっと未来が変わりますよ。
・・・
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