Written by Unan

ぶっちゃけ「HSS型HSP=天才」ではないと思う理由

HSP HSS/HSP

こんにちは、うなんです。
HSS型HSPの気質を持っています。

HSPの人「HSS型HSPはレアだし、どうやら能力も高いっぽい。HSS型HSPって、天才なのかな?」

↑今回は、このような疑問にお答えします。

先ほど、以下のツイートをしました。

というわけで、「HSS型HSPは天才なのか?」について、考えてみたいと思います。

HSS型HSPで、「自分って天才の部類なのかも…!?」と期待して見てくださった方は、ごめんなさい。

結論はツイートの通りで、「天才というより、『秀才』的な人なら多いかも?」です。

では、くわしく考察していきましょう〜。

目次

HSS型HSPの特徴をおさらいしたい方は、こちらの記事からどうぞ。
» 参考:6%の人材!「HSS型HSP」とは?特徴・HSPとの違いを紹介します

ぶっちゃけ「HSS型HSP=天才」ではないと思う理由


「HSS型HSPには才能がある」と言われ、「天才だ」と言われることも、どうやらあるようです。

たしかに、HSS型HSPに天才がいる可能性はあるかもしれませんし、実際に才能がある人もいると思うので、完全否定はしません。
でも、「ぶっちゃけ、そこまでではないよね」というのが、わたしの考えです。

わたし自身がHSS型HSPで、「自分のことを天才だとはまったく思わない」というのもありますし、
「HSS型HSPの人は、天才だ!」というのは、さすがに雑なくくりでは? という印象があるのです。

あなたのクラスに2人、天才がいましたか?

HSS型HSPは、人口の約6%ほどいると言われています。

100人中6人いるということは、わかりやすく学校のクラスで考えてみると、「30人強のクラスに2人はHSS型HSPが存在する」という計算になりますよね。

では、これまであなたのクラスメイトに、必ず2人はHSS型HSPかつ『天才』と思われる人がいましたか?

「芸術センスがいい人」や「頭がいい人」で、思い返せばHSS型HSPだったのかも? という人は、いるかもしれません。
でも、日本中で有名になるとか、世界で評価されるほどの『天才』って、当たり前ですがそんな割合では出現しないですよね。

仮に「天才=いつも革新的なアイデアを持っている人」くらいまで基準を下げて考えたとしても、HSS型HSPが全員、革新的アイデアマンである、ということは、おそらくないはずです。

というわけで、「HSS型HSPは天才だ!」というのは、ちょっと大袈裟なのでは? と思います…。

ライトな意味合いの『天才』なら、当てはまる可能性はある

日常会話の中で、「天才じゃん!」と他者を褒めるときに言ったりしますよね。

ここでの『天才』は、「すごいね」「よく思いついたね」くらいのライトな使われ方です。

友達付き合いや、仕事のチームなど、小さめなコミュニティでは、そのくらいの軽い意味合いで、「あの人って天才だな〜」と思われていることは、あるかもしれません。

そもそも『天才』の定義とは

「ところでそもそも、『天才』ってなんやねん」という感じなので、手元の辞書を引いてみると、以下の通りです。

てんさい【天才】
普通の人には まねのできない、すぐれた才能(を生まれつき持っている人)。

新明解国語辞典 第七版

たとえば一般的に、天才として思い出される人物の1人には、アインシュタインがいますね。

人が努力してもとうてい至らないほどの、独自の発想や能力を持っているのが、『天才』と呼ばれる人たちです。

HSS型HSPがこれに当てはまるかというと、そんなことはなくて、むしろ「(本人は無意識かもですが)努力によって後天的に発想力や能力を手に入れている」という面が強いのではないでしょうか。

天才→ひとつの対象について、生涯をかけて没頭する印象が強い
HSS型HSP→飽きっぽくて、興味の対象がはば広い傾向がある

という、ちがいも考えられますね。

HSS型HSPは、その特性のおかげで後天的に能力が高い?


ここまで「HSS型HSPは、べつに天才ではないよね」ということを言ってきたので、「特に能力ないのか…」と落ち込んだかもしれませんが、そんなこともありません。

HSS型HSPの特性によって、「才能があるな〜」という感じがしたり、実際にスキルが高い、ということはあると思います

HSS型HSPの特性

  • 好奇心が旺盛
  • さまざまなことに、深くのめり込む
  • HSPゆえの洞察力を持つ

「刺激探求型」であるHSS型HSPさんは、興味のあることに、次々と飛びついていくという一面があります。

そのため、非HSS型HSPの人と比べたときに、経験値が高かったり、知識やスキルを多く持っている可能性も、考えられるのです。

HSS型HSPの特性にしたがって生きてきた結果として、スキルが身につき、新しいことをはじめても要領よくこなせたり、たくさんの知識からアイデアを生み出せるのではないか、ということです。

それが、周りの人からみると、「才能があるなあ」と思われやすい一因になるのではないでしょうか。

『天才』というよりは『秀才』かも

というわけで、「HSS型HSPは、天才とまでは言わないけど、『秀才』タイプとは言えるかもな」というのが、本記事の結論です。

「生まれながらにして、ぶっ飛んだ発想力があった天才」
 ではなく、
「いろんなことをとことん学んで吸収してきた結果、能力が高まった秀才」

というイメージです。
天才じゃなくて、「天才肌」「天才的」と表現するなら、それらも一応当てはまるかもしれません。

要するに、「努力もなしにすごい」んじゃなくて、「みんながんばっててすごい!」のだと、わたしは思います。

とはいえ、特性が能力に直結するわけではないので、気にしすぎなくてOK

ここまで読んだ方の中には、「自分はHSS型HSPだけど、天才でもなければ、人より全くすぐれてもいないよ…」と感じた方も、もしかしたらいるかもしれません。

当てはまらなくても、何も気にすることはありません!

特性が能力に直結するわけではないし、同じHSS型HSPだとしても、持てる力は人それぞれです。
しかもHSPは、そもそも環境が合っていないと、実力が発揮できません。

大切なのは、才能の有無や、すぐれているかどうかではなく、自分の特性に合った環境で、自分に合った生き方をすること。

特にHSS型のHSPは、「刺激がほしいけど、刺激に弱い」という矛盾を抱えているので、生きづらさを感じることも多く、注意が必要です。

(もしHSS型HSPで、生きづらさに悩んでいる方は、こちらの記事もよろしければどうぞ。
 » 参考:なぜHSS型HSPは生きづらい? 理由と対策方法を紹介!

周りの人と比べたり、できないことを気にして焦ったりせずに、自分の「好きなこと」「やれること」にフォーカスして、やっていけるといいですね。

それでは!

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