【HSS型HSP】ルーティンワークに嫌気がさしたら→辞めましょう
こんにちは、うなんです。
HSS型HSPの気質があります。
HSS型HSPの人「ルーティンワークにすぐ飽きる…。今の仕事も、退屈になってきちゃった。ルーティンワークはぶっちゃけ楽だけど、続けていく自信ないな」
上記のようなHSS型HSPさんに向けた記事です。
ルーティンワークって、ぶっちゃけ楽だけど飽きますよね…。
疲れにくいのはいいけれど、あまりに変化がなくてずっと続けられる気もしない。
もし今、そう感じているのであれば、ルーティンワークは辞めて変化をしていくべきです。
本記事では、書籍『未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか』から引用をしつつ、現代社会の変化と仕事について、解説します。
目次
- 【HSS型HSP】ルーティンワークに嫌気がさしたら→辞めましょう
- テクノロジーによる変化のスピードが凄まじい時代。「役立たず階級」が発生する
- 人生100年時代、HSS型HSPはその好奇心を生かして常に変化しよう
新しい刺激を求めるHSS型の特性は、現代の生き方に確実にマッチしているものと言えます。
それを潰してしまってはもったいない! ので、変化を活かした人生にしていきましょう。
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【HSS型HSP】ルーティンワークに嫌気がさしたら→辞めましょう
刺激を求めるHSS型HSPの人は、単調な仕事に飽きを感じやすいですよね。
「ルーティンワークが合わない」「違うことをやってみたい」と思ったら、その感覚をおさえこまずに、興味の向いた新しいことをやりましょう。
「変化への対応力」で格差が生じる
ロンドン・ビジネススクール教授であり、『LIFE SHIFT』などの著者であるリンダ・グラットン氏は、
「教育・仕事・引退」という、これまでの典型的な「3ステージの人生」は終わりを告げ、「マルチステージの人生」が到来する
と予測しています。
「学校教育で学び、あとは社会に出てそれを生かし、定年で引退する」というのは、もはや時代遅れ。
「人生100年時代」では、年齢にとらわれることなく、常に「学び直し」が重要となる、とグラットン氏は言います。
「有形資産」とは、お金やモノのことを指しますが、それ以上に健康や仲間、変化への対応力といった「無形資産」が重要だと私は考えています。
平均寿命が短い時代では、「引退」ステージのために、金融資産を蓄積することが合理的でした。しかし寿命が延びると、お金を蓄積するより、「より長く働くための資産」を蓄積する必要があります。それこそが、生産性資産、活力資産、変身資産からなる、「無形資産」です。
つまり「変化を好む」性質は、現代において資産といえる
「飽きっぽい」「一つのことを続けられない」というのは、これまでの価値観からすると、デメリットのように思われます。
しかし、現代やこれからの未来においては、その変化力もひとつの「資産」と呼べるのです。
終身雇用で定年まで働く、あるいは結婚や出産で仕事を引退する、という考え方はもう古い…。
時代に合わせて、積極的に変わっていくのは、これからの理想的な生き方といえるかもしれません。
人間は本質的に「変化を好まない」からこそ
人は変化を好まない生き物だといわれていますが、それは歳をとるほど顕著です。
学生時代は好奇心が高くても、50代になってから新しいことを始める人は割合的に少ないでしょう。
だからこそ、大人になっても新しい刺激を求める性格を持つ人は、そうでない人よりも大きな可能性を秘めているはず。
変化できない人にとっては厳しい時代ですが、逆に変化が好きな人なら、それを生かさない手はなさそうです。
テクノロジーによる変化のスピードが凄まじい時代。「役立たず階級」が発生する
言い方はあまりよくないかもですが…思考停止でルーティンワークを続けていると、たぶん100年生き延びるのが難しそうです。
「役立たず階級」が大量発生する時代
ヘブライ大学教授であり、『サピエンス全史』著者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は、
AIをはじめとするコンピューター技術の発展によって、「役立たず階級」が大量発生する
と予測しています。
社会、経済、政治、軍事システム全般から見れば、
「AIやロボットより優れた成果を出す知識や能力がない人間たちは、役立たずになってしまう」というわけです。
今日の軍隊は、少数の、高度プロフェッショナル兵士と、ドローンやロボット、サイバー攻撃に精通したテクノロジストが必要となります。今後、自動化がますます進んでいくことでしょう。
もし同じことが民間の経済で起きれば、何十億人という人が経済的価値を失います。自動運転車ができればタクシー運転手もトラック運転手も必要なくなりますし、病気を診断するAIができれば、医師の仕事のかなりの部分が置き換えられます。グーグル翻訳があれば、翻訳家は職を失います。
完全に人間が不要とまではならず、たとえば村上春樹の小説が自動翻訳される未来はまだまだ考えられないでしょうが、商品の取り扱い説明書ならすでにグーグル翻訳で事足りてしまいそうです。
人間は、どんどん変化する必要がある
「AIの出現によって、人の仕事はなくなる」と言われて久しいですが、どんどん現実味を帯びてきていますよね。
単調なルーティンワークこそ、真っ先に人間の仕事がうばわれそうです。
そんな状況を止めることはできないですし、しかし長寿化の進んだ「人生100年時代」で、たとえば50年後にわたしたちがどうなっているかなんて予測ができません。
では、この時代を生きていくために必要な人間の能力は何なのか。
それは、「生涯を通じて、自分をどんどん変えていく能力」であると、ハラリ氏は言っています。
従来の生活様式では、人生は二つの時期に分かれていました。最初は「学ぶ時期」、次に「学んだことを使う時期」です。
最初の時期に安定したアイデンティティとスキルが確立され、あとはそれを使うだけでした。しかしこれは、二十一世紀では通用しません。われわれは絶えず学習し、自己革新をしなければならないのです。
とにもかくにも、つねに勉強しつつ変化へ対応することが重要というわけですね。
人生100年時代、HSS型HSPはその好奇心を生かして常に変化しよう
「飽きる→別のものに飛びつく」は、悪いことではないです。
むしろ現代の生き方としては、最適な性格かもしれません。
マルチ・ポテンシャライトという生き方
たとえば実際に、「熱しやすく冷めやすい」という自身の性格を活かした働き方をしているのが、エミリー・ワプニック氏です。
端的にいうと、 「関心のあることに次々と飛び移る」「あらゆることを少しずつ並行してやる」 といった、従来の典型とは異なる働き方です。
彼女はそんな働き方をする自身を「マルチ・ポテンシャライト」(=多くの潜在能力を持つ人)と呼び、TEDでの講演や本を出版するなど、多岐にわたるマルチな活動をしています。
「飽き」という感情や、好奇心をおさえ込まずに、心の向くままに変化しながら、それを仕事にして生きていく。
現代では彼女のような働き方が、長く働きながら生きていくためには必要かもしれません。
HSS型HSPの好奇心を大切に
飽きっぽさで悩んだり、ネガティブに思っているHSS型HSPさんも多いと思いますが、裏を返せば大きすぎるほどのメリットも持ち合わせていると思います。
ルーティンワークでつまらなく感じたら、いさぎよく辞める。 飽きたら、また次のことをする。
こんな感じで、スピーディーに動き回って、いろんなスキルをちょこちょこと身につけていくのもアリです。
せっかくの特性なので、これからの人生に活かしていきましょう。
↑本記事内で引用した書籍はこちらです。
世界中の「知のトップランナー」8人の対談が収録されていて、それぞれの視点から未来を予測しています。
めちゃくちゃ面白かったのでオススメです。