HSPの「考えすぎ」頭の中では何が起こっている?
こんにちは、うなんです。
HSPの気質があります。
HSPの人「何事も考えすぎてしまって、悩みが多いし、判断も遅い…。うまく話すのも苦手で、考えるの疲れちゃうな…」
↑このような方に向けた記事です。
「物事を深くとらえすぎる」「些細なことまで気にしてしまう」ゆえに、
考えすぎで悩んでいるHSPさんも多いかと思います。
そんなHSPの脳では、何が起こっているのか、本記事でご紹介します。
目次
脳のしくみを理解すると、HSPの悩みの対策も立てやすくなります。
ぜひ、知識を深めてみてくださいね。
HSPの「考えすぎ」頭の中では何が起こっている?
『HSPの脳の中では何が起きているのか→スキャンしたら特殊能力が見つかった』
↑今回は、こちらの研究をベースに解説します。
メンタリストDaiGoさんの動画ですが、「HSPの脳を調べた」という面白い研究がテーマになっています。
ぜひ動画も見てみてほしいのですが、要点だけをピックアップすると、以下のとおりです。
米カリフォルニア大学の研究
- あらかじめHSPの度合いをはかった上で、共感課題(怒りや喜び、悲しみなどさまざまな表情の画像を見せて、どう感じたかを問うようなテスト)を与え、MRIで脳のはたらきを調査
↓結果
- HSPの人の脳は、対象を見終わった後も、脳の処理が続いていた
つまり、HSPの人は、そうでない人と比べて「長く考え続ける」という脳のはたらきがあるということが判明したのです。
HSPの脳は、多くのことを長く考える
このカリフォルニア大学の研究によって、「HSPの人の脳は、たくさんの物事をキャッチするだけでなく、それを長く抱え続ける」ということが、わかりました。
非HSPの脳であれば、「これは終わったから、次のこと考えよう」と早く切り替えができるのに対して、 わたしたちHSPの脳は、ひとつひとつのことを長く考え続けてしまうのですね。
たとえば誰かと会話をしたあとに、「ああ言えばよかったかな」と後から延々と悩んでしまうような経験は、HSPによくあることだと思います。
HSPの「考えすぎ」は、ひとつひとつの物事に長い時間をかけて向き合うのも、ひとつの原因だったというわけです。
HSPの「考えすぎ」に対処するには
HSPの脳のはたらきを理解したとしても、HSPの悩みが消えるわけではないですよね。
うまく使えば能力になるけれど、日常では困る場面もやっぱり多いです。
というわけで、「考えすぎへの対策」を考えてみましょう。
①まずは「脳が深い情報処理をおこなっているのだ」と受け入れる
今回紹介した研究結果のように、わたしたちHSPの脳は、情報を処理するのに長い時間をかけます。
まずは自分の脳を理解して、受け入れることです。
デメリットだと思って目を背けずに、共存できるように意識してみましょう。
②じっくり思考できる環境に身を置く
自分の脳のはたらきを受け入れたら、その特徴に見合った環境に身を置けないか、検討してみます。
- シングルタスクでじっくり取り組める仕事をする
- 自然の中など、おだやかで幸せを感じるような場所で時間を過ごす
たとえば上記のように、HSPがストレスを感じない環境で、自分の思考に向き合ってみるのがオススメです。
脳のしくみを変えることはできないので、受け入れて、最大限活かせるようにしたほうが、生きやすくなります。
» 参考:HSPに向いてる仕事ジャンル7つまとめ!就職・転職のポイントも
③自分の問題でないことへの思考は、意識的に切り替える
環境を変えても限度があるので、考えすぎで悩むことはどうしても出てきてしまうはず。
考え続けた結果、アイデアが生まれたり問題が解決できるようなことならよいのですが、HSPの人はそうでないことまで考えてしまいがちです。
たとえば、「さっき自分がああ言ったから、相手に嫌われたかも…」ともんもんと考え続けてしまうようなときがありますよね。
しかし、他者の感情や、起こってもいないことを心配し続けても、疲弊するだけです。
「自分が考えたところで仕方ない! 相手がどう感じるかは、相手の問題だ!」と認識して、割り切るようにしましょう。
「必要以上に考えすぎていることに気が付いたら、その場で3回深呼吸をしよう」 といった感じで、あらかじめマイルールを決めておくと、切り替えやすくなるかもですよ。
考えすぎの要因がわかると、対処も考えやすくなりますね!
HSPである自分の能力をうまく使えるように、乗りこなしていきましょう〜。
それでは!