ぶっちゃけ「HSS型HSP=天才」ではないと思う理由
こんにちは、うなんです。
HSS型HSPの気質を持っています。
HSPの人「HSS型HSPはレアだし、どうやら能力も高いっぽい。HSS型HSPって、天才なのかな?」
↑今回は、このような疑問にお答えします。
先ほど、以下のツイートをしました。
HSS型HSPが天才か?というと、そうでもないよなあ、と思う。
色々な人のブログを見ても、「自分自身、天才じゃないですし…」という意見は多い。
しかしHSS型の特性上、生きていく上で多様なスキルを集めてきたという、後天的な能力の高さはありそう。
いうなれば、『秀才』タイプは多いかも?ですね。— ツダ@生地屋から記事屋になった人 (@mee_one_sheep) May 10, 2022
というわけで、「HSS型HSPは天才なのか?」について、考えてみたいと思います。
HSS型HSPで、「自分って天才の部類なのかも…!?」と期待して見てくださった方は、ごめんなさい。
結論はツイートの通りで、「天才というより、『秀才』的な人なら多いかも?」です。
では、くわしく考察していきましょう〜。
目次
HSS型HSPの特徴をおさらいしたい方は、こちらの記事からどうぞ。
» 参考:6%の人材!「HSS型HSP」とは?特徴・HSPとの違いを紹介します
ぶっちゃけ「HSS型HSP=天才」ではないと思う理由
「HSS型HSPには才能がある」と言われ、「天才だ」と言われることも、どうやらあるようです。
たしかに、HSS型HSPに天才がいる可能性はあるかもしれませんし、実際に才能がある人もいると思うので、完全否定はしません。
でも、「ぶっちゃけ、そこまでではないよね」というのが、わたしの考えです。
わたし自身がHSS型HSPで、「自分のことを天才だとはまったく思わない」というのもありますし、
「HSS型HSPの人は、天才だ!」というのは、さすがに雑なくくりでは? という印象があるのです。
あなたのクラスに2人、天才がいましたか?
HSS型HSPは、人口の約6%ほどいると言われています。
100人中6人いるということは、わかりやすく学校のクラスで考えてみると、「30人強のクラスに2人はHSS型HSPが存在する」という計算になりますよね。
では、これまであなたのクラスメイトに、必ず2人はHSS型HSPかつ『天才』と思われる人がいましたか?
「芸術センスがいい人」や「頭がいい人」で、思い返せばHSS型HSPだったのかも? という人は、いるかもしれません。
でも、日本中で有名になるとか、世界で評価されるほどの『天才』って、当たり前ですがそんな割合では出現しないですよね。
仮に「天才=いつも革新的なアイデアを持っている人」くらいまで基準を下げて考えたとしても、HSS型HSPが全員、革新的アイデアマンである、ということは、おそらくないはずです。
というわけで、「HSS型HSPは天才だ!」というのは、ちょっと大袈裟なのでは? と思います…。
ライトな意味合いの『天才』なら、当てはまる可能性はある
日常会話の中で、「天才じゃん!」と他者を褒めるときに言ったりしますよね。
ここでの『天才』は、「すごいね」「よく思いついたね」くらいのライトな使われ方です。
友達付き合いや、仕事のチームなど、小さめなコミュニティでは、そのくらいの軽い意味合いで、「あの人って天才だな〜」と思われていることは、あるかもしれません。
そもそも『天才』の定義とは
「ところでそもそも、『天才』ってなんやねん」という感じなので、手元の辞書を引いてみると、以下の通りです。
てんさい【天才】
普通の人には まねのできない、すぐれた才能(を生まれつき持っている人)。
たとえば一般的に、天才として思い出される人物の1人には、アインシュタインがいますね。
人が努力してもとうてい至らないほどの、独自の発想や能力を持っているのが、『天才』と呼ばれる人たちです。
HSS型HSPがこれに当てはまるかというと、そんなことはなくて、むしろ「(本人は無意識かもですが)努力によって後天的に発想力や能力を手に入れている」という面が強いのではないでしょうか。
天才→ひとつの対象について、生涯をかけて没頭する印象が強い HSS型HSP→飽きっぽくて、興味の対象がはば広い傾向がある という、ちがいも考えられますね。
HSS型HSPは、その特性のおかげで後天的に能力が高い?
ここまで「HSS型HSPは、べつに天才ではないよね」ということを言ってきたので、「特に能力ないのか…」と落ち込んだかもしれませんが、そんなこともありません。
HSS型HSPの特性によって、「才能があるな〜」という感じがしたり、実際にスキルが高い、ということはあると思います。
HSS型HSPの特性
- 好奇心が旺盛
- さまざまなことに、深くのめり込む
- HSPゆえの洞察力を持つ
「刺激探求型」であるHSS型HSPさんは、興味のあることに、次々と飛びついていくという一面があります。
そのため、非HSS型HSPの人と比べたときに、経験値が高かったり、知識やスキルを多く持っている可能性も、考えられるのです。
HSS型HSPの特性にしたがって生きてきた結果として、スキルが身につき、新しいことをはじめても要領よくこなせたり、たくさんの知識からアイデアを生み出せるのではないか、ということです。
それが、周りの人からみると、「才能があるなあ」と思われやすい一因になるのではないでしょうか。
『天才』というよりは『秀才』かも
というわけで、「HSS型HSPは、天才とまでは言わないけど、『秀才』タイプとは言えるかもな」というのが、本記事の結論です。
「生まれながらにして、ぶっ飛んだ発想力があった天才」 ではなく、 「いろんなことをとことん学んで吸収してきた結果、能力が高まった秀才」
というイメージです。
天才じゃなくて、「天才肌」「天才的」と表現するなら、それらも一応当てはまるかもしれません。
要するに、「努力もなしにすごい」んじゃなくて、「みんながんばっててすごい!」のだと、わたしは思います。
とはいえ、特性が能力に直結するわけではないので、気にしすぎなくてOK
ここまで読んだ方の中には、「自分はHSS型HSPだけど、天才でもなければ、人より全くすぐれてもいないよ…」と感じた方も、もしかしたらいるかもしれません。
当てはまらなくても、何も気にすることはありません!
特性が能力に直結するわけではないし、同じHSS型HSPだとしても、持てる力は人それぞれです。
しかもHSPは、そもそも環境が合っていないと、実力が発揮できません。
大切なのは、才能の有無や、すぐれているかどうかではなく、自分の特性に合った環境で、自分に合った生き方をすること。
特にHSS型のHSPは、「刺激がほしいけど、刺激に弱い」という矛盾を抱えているので、生きづらさを感じることも多く、注意が必要です。
(もしHSS型HSPで、生きづらさに悩んでいる方は、こちらの記事もよろしければどうぞ。
» 参考:なぜHSS型HSPは生きづらい? 理由と対策方法を紹介!)
周りの人と比べたり、できないことを気にして焦ったりせずに、自分の「好きなこと」「やれること」にフォーカスして、やっていけるといいですね。
それでは!