6%の人材!「HSS型HSP」とは?特徴・HSPとの違いを紹介します
こんにちは、うなんです。
みなさま、「HSS型HSP」をご存知ですか?
「HSPは知っているけれど、『HSS型』って何!?」
「よく聞くHSPとは何かちがうの?」
という疑問に、この記事ではお答えします。
じつは私自身、HSS型HSPなのですが、はじめてHSPのことを知ったときに、「私はHSPの特徴にだいたい当てはまっているけれど、ちょっとだけ違う部分もあるな」と感じていました。
それが、「HSS型」という特徴を持っていたからだったんですね。
「自分もHSPだけれど、ちょっと違うところもあるかも…」 「HSS型という言葉を耳にしたけれど、何それ?」
このような方は、ぜひ読んでみてください!
まずHSPについて知りたい方はこちら:
» HSPとは? 繊細さんの感覚をわかりやすく簡単に解説します
目次
HSS型HSPとは? 特徴は?
HSS型HSPの「HSS」とは、High Sensation Seekingの略です。
つまりHSS型とは、「刺激探求型」という意味をあらわす言葉となっています。
HSPは、「刺激に敏感な人」という意味ですが、HSS型HSPとなると、「刺激に敏感、かつ、刺激を求める人」ということになりますね。
「えっ、刺激に弱いのに、刺激がほしいの? 矛盾してない?」
そうなんです。
この矛盾をかかえているのが、「HSS型HSP」なのです。
人口の6%が「HSS型HSP」
HSPの中でも約30%の人が、このHSS型HSPであると言われています。
人口全体でいうと、その6%がHSS型HSPです。
HSPでも少数派の存在ですが、HSS型HSPはさらに稀少な存在ですね。
HSS型HSPの特徴とは
では、HSS型HSPの特徴をご紹介します。
HSS型HSPの特徴! たとえば…
- 好奇心が旺盛で、新しいものに対して積極的である
- 慎重だが、チャレンジングな面がある
- 興味を持ったものには、とことん熱中する
- しかし飽きっぽいので、すぐに次のものに興味がうつる
- 単調なこと、退屈なものは好まない
おおまかに言うと、「飽きっぽく、新しい物事を好む」という面が、HSPとはすこし違った特徴です。
HSPにしては、なんだかアクティブな印象が強いですね。
しかし、HSPであることに変わりはないので、「新しいことに自ら飛び込むけれど、その分とても疲れる」という感じです。
ほんとうは刺激を避けて、できる限り変わらない環境で過ごしていたほうが楽なのはわかっているのですが、その変化のなさには耐えられないのがHSS型HSP。
何事も次第に「退屈だな」と感じるようになってしまい、そして、次なる刺激に向かっていくのです。
このように、HSS型HSPは常に矛盾をかかえているので、自らの性質とうまく付き合っていくのが大変だというところがあります。
HSS型HSPの人によくある行動
HSS型HSPの人に見られる行動を、具体的に紹介します。
たとえば…
- あらゆる情報に幅広くアンテナを張っている
- 仕事に慣れると、すぐに飽きが来るので、転職を繰り返す
- 他人に対しても、飽きがきやすい(同じ人と長く付き合うのがむずかしい)
数ヶ月おきにマイブームががらっと変わったり、慣れた場所をとたんに窮屈に感じたり…。
一度ハマったものには、とことんのめり込みますが、しばらくするとその熱はどこへやら。
また次なる関心を見つけます。
それも、前とはまったく異なる分野に関心を持ったりするのです。
「ずっと同じところにいるほうが快適ではあるけれど、また新たに気になったものに向かわないと気が済まない」
というような感覚を持っていることが多いです。
私の体験談
HSS型HSPの私ですが、数ヶ月おきに会う家族や友人から、「会うたびにハマってるものが違うよね」と言われます…。 でもどんなときも、そのときハマっているものがとことん好きなのです! たしかに移り気なのですが、知識や経験の幅が広がるので、自分ではそれもいいところかな、と思ったりしています。
周りから誤解されやすいことも…
HSS型HSPの人は、未知の体験を何度もくり返してきているので、要領がいいという人も多く、次々と関心が移ろうさまは「HSPだとは思えない」と思われることがあります。
HSPの要素もしっかりとあって、ほんとうはとても疲れながら行動しているのに、側からはなかなかそれを理解してもらえないのです…。
また、一つの物事を極めることのほうが良しとされることが多いこの社会では、HSS型HSPの行動は「忍耐がない」と思われてしまうことも多いです。
たとえば、「仕事が長続きしない=悪いこと」のように言われることは多いですよね。
そのため、「何事も長く続けられない自分は、ダメな人間なんだ」と自己嫌悪に陥りやすい一面があります。
「マルチポテンシャライト」という考え方があります
HSS型HSPの「次々と興味の対象が変わる」特徴は、「マルチポテンシャライト」という考え方によって、肯定的に考えることができるので、ここでご紹介します。
「マルチポテンシャライト」とは、エミリー・ワプニックという方が提唱している概念です。
これをかんたんに説明すると、「一つのことにだけ集中するのではなく、次々と興味のあることに移っていくような人」のことを、あらわしています。
一つのことを極められないのは、決して悪いことではない。 飽きっぽくて、さまざまな分野に移って、たくさんの知識を吸収していくからこそ、すばらしい発想が生まれる。
そう考えると、この特性も悪いものではないな、と思えますよね。
エミリーが言っている「マルチポテンシャライト」は、HSS型HSPのことを指しているわけではありませんが、私たちHSS型HSPにとっても、とても参考になる考え方だと思い、紹介しました。
くわしい内容が気になる方は、エミリーの著書『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』を読んでみてくださいね。
結論:HSS型HSPは、ちょっとレアな繊細さんです
HSS型HSPとはどんな存在なのか、そしてその特徴について、少しわかっていただけたでしょうか?
HSPの中でも、さらに少数の不思議なHSS型の繊細さん。
ひとえにHSPと言っても、こうしてさらに分類すると見えてくる特徴がありますね。
それぞれのいいところに注目して、みんなが自分に合った幸せな生き方を手に入れられますように!
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